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精密板金ブログ Sheet Metal Blog
曲げ加工における伸び・縮みと展開寸法
2019年12月25日精密板金において、曲げ加工を行うと板の内側では縮みが、外側では伸びが生じます。

伸び値(縮み値)は各社各工場で保有するダイの幅や内Rの大きさにより異なります。
SPCCなどの場合の一般的な計算式として、
図①の例(両方の曲げ高さ10mmだった場合)では、
展開寸法(長さ)=10+10-(板厚x1.5)=18.5(曲げに必要な展開長)となります。(図②)
図③:縮み値(内寸)の場合は、
展開寸法(長さ)=9+9+(板厚/2)=18.5 となります。
図①の例(両方の曲げ高さ10mmだった場合)では、
展開寸法(長さ)=10+10-(板厚x1.5)=18.5(曲げに必要な展開長)となります。(図②)
図③:縮み値(内寸)の場合は、
展開寸法(長さ)=9+9+(板厚/2)=18.5 となります。
図①: 伸び値(外寸)の場合
図②: 展開寸法(長さ)
図③: 縮み値(内寸)の場合
弊社では通常、外寸で計算しております。
加工現場でもノギス等で寸法を測って確認を行いますので、図面に外寸表記があると助かります。
以上、曲げ加工における伸び、縮み、展開寸法のお話しでした。
加工現場でもノギス等で寸法を測って確認を行いますので、図面に外寸表記があると助かります。
以上、曲げ加工における伸び、縮み、展開寸法のお話しでした。
極小物曲げ
2019年11月15日
材質:SUS304
板厚:t=0.4
曲げ寸法:1.2

まっすぐ突き当てることが肝心です。そのための工夫を凝らして日々、技術力を向上させています。
現在依頼している会社の品質が不安定、こんなもの作りたいけど加工できるか知りたいなど、お気軽にご相談ください。
曲げ作業 今と昔
2019年10月31日ベンダーで曲げ作業を行う際の注意点の一つとして、捻れの問題がある。
伸び代、縮み代等各社のノウハウがあるが、品物の形状によっては左右の伸び縮みが異なり捻れが出る。少し前のベンダーでは、例えば左右0.1ミリの差を調整する為に、突き当てに新聞紙(約0.06ミリ)を1枚、2枚と挟んで調整したり、時にはとても重い受け型(ダイ)を一旦取り外し、やはり新聞紙を敷いて左右高さを変え、加圧を調整したりしていた。必要な条件出しをする為に、時間と労力が必要であった。時が流れ、現在使っているベンダ(AMADA製 EG6013)では、操作パネルで設定するだけで、左右の突き当てを1/100ミリ単位、スライド(加圧板)は1/1000ミリ単位で即座に変更可能であり、昔に比べれば、まるで夢の様である。一方で、デジタルノギスの普及により、1/100ミリを容易に読めてしまう時代でもあり、良いやら悪いやら・・・。
伸び代、縮み代等各社のノウハウがあるが、品物の形状によっては左右の伸び縮みが異なり捻れが出る。少し前のベンダーでは、例えば左右0.1ミリの差を調整する為に、突き当てに新聞紙(約0.06ミリ)を1枚、2枚と挟んで調整したり、時にはとても重い受け型(ダイ)を一旦取り外し、やはり新聞紙を敷いて左右高さを変え、加圧を調整したりしていた。必要な条件出しをする為に、時間と労力が必要であった。時が流れ、現在使っているベンダ(AMADA製 EG6013)では、操作パネルで設定するだけで、左右の突き当てを1/100ミリ単位、スライド(加圧板)は1/1000ミリ単位で即座に変更可能であり、昔に比べれば、まるで夢の様である。一方で、デジタルノギスの普及により、1/100ミリを容易に読めてしまう時代でもあり、良いやら悪いやら・・・。
大橋製作所 「精密板金ブログ」 始まります
2019年7月13日大橋製作所では、精密板金について知って頂く為にブログを立ち上げました。今後、精密板金に関する様々な事を情報発信してまいります。是非ご覧下さい。