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精密板金ブログ Sheet Metal Blog

製作事例① SUS304 t=0.05

2023年5月29日
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左(板金王)、右(大羽しぃ)
今回はこの2人がSUS304 t=0.05の加工に挑戦します。
楽しく加工を行っているので、是非最後までご覧ください。

※2人についての詳細は板金王の板金教室にて紹介しています。
 リンクはこちらから → 板金王の板金教室!

みなさんこんにちは!大羽しぃです。
今回は師匠の板金王と一緒に、加工限界に挑戦することを目的に下記材料の加工に挑戦しました!

材質:SUS304
板厚:t=0.05

先ずは20×50の大きさにレーザーで切断出来るか試してみました。
材料がペランペラ~ンで非常に薄く、そのままでは機械にセットできない為、
今回は写真のような厚みのある鉄板を治具として用いました。
師匠からは「めんどくさっ(笑)」と言われてしまいました(汗)
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いざ加工を行ってみましたが、レーザーで切断する際に、端の部分が溶けてしまいました・・・(涙)。
しかし何度も挑戦していく中で、板厚が非常に薄いためアシストガス圧で材料がたわんでしまい、加工不良を起こしていることが分かりました。
 たわまないように治具と鉄板を強く固定することで、端の部分が溶ける事無く綺麗に切断することができました!
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その後の曲げについては材料がペランペラ~ンの為、師匠から「めっちゃやりづらくて草w」と言われました(汗)。スプリングバックが非常に大きく、なかなか直角を出すのに苦労しましたが、何度もトライしていく内にコツをつかみ、写真(青丸)のようにきれいに曲げることができました~!手前の残骸(赤丸)は苦労したときの物です(笑)
(*スプリングバックについては、「板金王の板金教室」の曲げ加工編を参照願います)

今回はSUS304、t=0.05の板材を加工しましたが、今後も弊社で実績のない材質・板厚のものを加工していきますので、次回も乞うご期待下さいね!! 

次回:チタン先生現る・・・・の巻!

極小物曲げpart2

2022年8月5日
image 先日、弊社にて左写真のような
小さなものを加工を致しました。
以前、ブログにて投稿した加工よりもさらに小さな加工に挑戦しました。

材質:SUS304     材質:SUS304 1/2H
板厚:t=0.4   ➡  板厚:t=0.2

弊社保有のレーザー加工機にて抜いた後、前回同様、機械サーボ・プレスEG6013により、
曲げ加工を行いました。
今回もピンセットを用いて曲げ加工を行いました。
モノが小さく、少しの力の加減で曲がってしまう為、まっすぐ突き当てることが大切でした。

今回はお客様のイニシャルコストを少なくするというご要望にお答えする点も
重視して取り組みました。
 このように大橋製作所では様々なことに積極的に挑戦します。
板金加工にてお困りの方は是非一度、ご相談ください。

曲げ加工における伸び・縮みと展開寸法

2019年12月25日
精密板金において、曲げ加工を行うと板の内側では縮みが、外側では伸びが生じます。
image 板金加工での展開寸法は、この伸び・縮みを考慮しなければなりません。
伸び値(縮み値)は各社各工場で保有するダイの幅や内Rの大きさにより異なります。
SPCCなどの場合の一般的な計算式として、
図①の例(両方の曲げ高さ10mmだった場合)では、

展開寸法(長さ)=10+10-(板厚x1.5)=18.5(曲げに必要な展開長)となります。(図②)

図③:縮み値(内寸)の場合は、
展開寸法(長さ)=9+9+(板厚/2)=18.5  となります。

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    図①: 伸び値(外寸)の場合

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    図②: 展開寸法(長さ)

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    図③: 縮み値(内寸)の場合

弊社では通常、外寸で計算しております。
加工現場でもノギス等で寸法を測って確認を行いますので、図面に外寸表記があると助かります。
以上、曲げ加工における伸び、縮み、展開寸法のお話しでした。

極小物曲げ

2019年11月15日
image 左の写真の様に、弊社ではかなり小さい物でも加工可能です。

材質:SUS304
板厚:t=0.4
曲げ寸法:1.2
image 機械サーボ・プレスブレーキ EG6013による曲げ加工。
まっすぐ突き当てることが肝心です。そのための工夫を凝らして日々、技術力を向上させています。
現在依頼している会社の品質が不安定、こんなもの作りたいけど加工できるか知りたいなど、お気軽にご相談ください。

曲げ作業 今と昔

2019年10月31日
ベンダーで曲げ作業を行う際の注意点の一つとして、捻れの問題がある。
伸び代、縮み代等各社のノウハウがあるが、品物の形状によっては左右の伸び縮みが異なり捻れが出る。少し前のベンダーでは、例えば左右0.1ミリの差を調整する為に、突き当てに新聞紙(約0.06ミリ)を1枚、2枚と挟んで調整したり、時にはとても重い受け型(ダイ)を一旦取り外し、やはり新聞紙を敷いて左右高さを変え、加圧を調整したりしていた。必要な条件出しをする為に、時間と労力が必要であった。時が流れ、現在使っているベンダ(AMADA製 EG6013)では、操作パネルで設定するだけで、左右の突き当てを1/100ミリ単位、スライド(加圧板)は1/1000ミリ単位で即座に変更可能であり、昔に比べれば、まるで夢の様である。一方で、デジタルノギスの普及により、1/100ミリを容易に読めてしまう時代でもあり、良いやら悪いやら・・・。

大橋製作所 「精密板金ブログ」 始まります

2019年7月13日
大橋製作所では、精密板金について知って頂く為にブログを立ち上げました。今後、精密板金に関する様々な事を情報発信してまいります。是非ご覧下さい。
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