HOME
> 数学アートストーリー > 誕生のいきさつ
数学とは学生時代に勉強するもの、そう思い込んでいませんか? でも私たちは普段、数をかぞえたり、ものを測ったり、計算して何かを決めたり、結果を予測したりしています。また、図形や空間の数学である幾何学は、小さなものから大きなものまで、いろんなもののデザインに活用されています。そう、私たちは数学に頼って生活しているのです。
「数楽アート」は、そんな数学の「2変数関数」を大正5年の創業以来100年にわたり培ってきた金属加工技術の駆使により立体グラフ化した、世界で初めてのステンレス製アート・オブジェです。
自然現象や社会現象を数学的モデルに置き換えて分析・予測しようとするとき、複数個の変数からなる「多変数関数」が、道具としてよく用いられます。
数楽アートの作品は、この多変数関数のひとつである「2変数関数」に基づいており、関数が示す軌跡に沿って切断した数十枚のステンレス鋼板を、熟練の職人が手作業で格子状に組み合わせることでできています。
見る角度によって表情を変える深遠なフォルム、幾重にも重なる幾何学構造が織りなす神秘的な輝き──これらはすべて、たった2つの変数からなる数式から導きだされたもの。
「えっ? 数学ってこんなに美しかったの」──そんな声が聞こえてきそうですね。
CGでしか見ることができなかった”あの関数”が、熟練職人の匠の技により3次元の世界に具現化──全9種類・20点の作品たちとの出会いは、きっとあなたに新鮮な驚きや発見をもたらすことでしょう。
さぁ、あなたはどの関数に魅せられますか?
"Sugaku Art"
OHASHI ENGINEERING CO.,LTD. a metal work factory,located in Ota city Tokyo was the
first in the world to produce a stainless steel,stereographic objet d'art of
"2 variable function" in math, using metal work skills.
The objet d'art is made of several tens of stainless steel sheets cut by laser,
along the loci shown by function, for example z=axy, z=a(x ²-y ²),
and combined with each other in grid.
This is a new art product which visibly expresses mathematics.Taking a look at product,
people may say,"I've never imagined mathematics is this beautiful".