谷と頂が共存する不思議な「鞍点」を紡ぎだす関数は、「z=axy」以外にも存在します。
その一つが、「z=a(x ²-y ²)」──これらは、双曲放物面と呼ばれる曲面を表す関数です。
「PEGASUSI」
は、直線的に切断された鋼板でもってデザインされていましたが、この「PEGASUS II」を形作るのは、なだらかな弧を描くプレート達。そのひとつに着目し観察すると、きっとあなたはある興味深い特徴に気がつくことでしょう。
そう──プレートはすべて、投げ上げたボールが重力に引かれ落下するさまを示す、「放物線」の軌跡を表しているのです。
重力を封じ込めた神秘の鞍は、天馬をして天空の高みへと誘う──まさにペガサスの名にふさわしい作品ですね。
いま、関数「z= x ²-y ² 」においてy=0とすると、おなじみの下に凸の放物線が得られます(図1)。また、x=0とした場合は、今度は上に凸の放物線となります(図2)。
作品「PEGASUS II」は、このようにxとyの値を一定としたときに得られる放物線を格子状に組み合わせることで、原点(0,0,0)を「鞍点」とする曲面を形作っているのです。
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数楽アート PEGASUS II - 馬の鞍 II -![]() ■商品番号 : AH005 ■本体寸法 : D70mm×W70mm×H64mm ■商品単価 : 18,700 円(税込) ●材質:ステンレス(本体)/アクリル(ケース) ●総重量:430g ●日本製 ●東京都トライアル発注制度認定商品 ●大田区新製品・新技術コンクール入賞商品 |
▲インテリアに映えるのも数楽アートの特徴。目を惹く存在感が、お部屋に落ち着きをもたらします。
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